道　場　の　指　導　方　針
	相撲界の松下村塾を目指して 　▼山口県萩市の松下村塾前にて 　　 松下村塾では、武士や町人などの身分の区別なく、勉強しようとする人に、吉田松陰が学問を教えました。 せまいながらも心と心のふれあった中で、だれもが力いっぱい暇を惜しんで勉学に励み、後の日本を支える人たち（久坂玄瑞、高杉晋作、吉田栄太郎、入江杉蔵、伊藤博文）などを輩出しました。 松陰は、それぞれの人の優れた部分をのばすように教え、「うそやうわべではなく、まごころを持って物事にあたること」を教えたそうです。 相撲を通じてそういった精神を教えることができないだろうかといつも考えています。 私自身、指導者としても人間としても未熟なので修行と人生経験をこれからも積んで行かねばなりませんが、志を大きくもって確実に歩みを進めて行きたいと思います。 　「財はまだ下なり、名を残すは中、人を残すは上なり」 これが、私の人生の目標です。 　　　　　　　　　　　　　　　春日館相撲道場 　　　　　　　　　　　　　　　師範　龍山　義弘